たけのこ暮らし

たけのこ建築設計室 齋藤の日常

暮らしやすいアパートが選ばれ続ける。と思う。

アパートの間取りって、眺めているだけでも面白いですよね。

僕は結構好きで、不動産情報を用もないのに色々と物色したりします(笑)

 

 

数年前、独立した当初にアパートを探す機会がありました。

ネットで探せば簡単にたくさんの物件を見ることができますよね。

でも、見れば見るほど…。使い勝手の悪そうな物件の多いこと…。

 

 

部屋数が多くても、奥の部屋へ行くにはその前の部屋を通らないといけなかったり

暖房機の位置関係から家具のレイアウトを考えると、どこにも(まともに)テレビが置けなかったり

 

特定の人間だけが使うわけではない建物ですから、住宅並みに作りこむ必要はないと思いますが

それでも、同じくそこで人が生活を営む空間です。より使いやすく、暮らしやすい間取りをもっときちんと考えればいいのにな、と思います。

 

どんな雑な間取りでも、新築で建てると「新しい」というだけで当初は借り手がいると思いますが、長い目で見たときに、暮らしずらい部屋には長く人は住まないと思います。そして「新しい」というアドバンテージは、必ずそのうち無くなりますからね。

アパートは収益物件ですから、建築した時に計画したキャッシュフローを安定的に継続していくには、まずは入居者がいることが前提になります。

 

経験上、きちんと考えられた間取りのアパートは、維持管理さえちゃんとしていれば空室になりずらい状況になっているように思います。

 

賃料さえ変わらなければ、比較したときにやっぱりより使いやすいいい部屋を選択しますよね?資産として所有するなら、長期的により選択される「暮らしやすいアパート」を考えることをオススメします。