たけのこ暮らし

たけのこ建築設計室 齋藤の日常

夏の終わりは”いい時期”


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「釧新花火大会」

 

 

毎週のように行われる夏のイベントが順調に過ぎていくと、だんだんと夏の終わりを感じて寂しく思います…。朝外に出た時の空気感の違いが、秋・冬と移り変わる季節を感じさせます。

 

北海道をはじめとする寒冷地の場合、建築工事に適する期間が限られます。冬に雪が降り、気温が下がってくると現場は色々と大変ですからね。寒冷地の場合、特に根切り(地面を掘ること)やコンクリート打設への影響が大きくなります。凍結した地面を掘るのは重機でも簡単な事ではありませんし、冬季間のコンクリート打設には通常期にくらべてたくさんの配慮が必要になり、工事費も高くなってしまいます。

 

それを考えると、住宅を建てよう!と動き出すのは今時期くらいからがちょうどいいんですよね。最初の土地選定や地盤調査をはじめに行い、10月くらいから設計開始。ちょうど半年ほど時間を掛けて設計したものを春、4月末から5月初旬から工事開始。

釧路あたりだと、春先GW前後くらいからがそうした工事を始めるのにちょうどよい時期だと思いますので、全体のスケジュール的にはじっくりと住宅を計画できる感じです。

 

 

長くつかうものだからこそ、必要な時間を掛けて丁寧につくる事は、長く満足する暮らしをもたらします。そうしたやり方ではなく、無理なスケジュールでスピードを重視した住宅をつくった場合、住み始めてから後悔して数年後すぐ改修してしまうケースが多いように感じます。実際、そうしたご相談を受けることも…。

 

 

というわけで、これから住宅をお考えの方は今がいい時期ですよ!笑

じっくり、ゆっくり、夢の住まいについて考えてみませんか?